音響マン

名古屋在住の音響マンのつぶやき

森田成一が勘違い声優と言われてるワケとは?

森田成一は大ヒットアニメBLEACHの主人公である黒崎一護を始めとして、数多くのアニメなどで重要な役を演じている有名声優です。彼が演じたキャラクターの中には女性人気がとても高いものが少なくないため、女性を中心に多くのファンがいます。

 

しかし、そんな大人気声優の森田成一には、嫌いだと言う人が少なからずいます。そういった人たち間では、彼はしばしば勘違い声優と言われてしまうことがあるのですが、それはどうしてなのでしょうか。


森田成一が勘違い声優と言われる理由としてまず挙げられるのは、デビューしてからそれほど年数が経っていないにもかかわらず、大きな役をいくつももらっていたというものが大きいと考えられます。

 

声優はアニメやゲームのキャラクターに声で生命を吹き込んだり、洋画や海外ドラマに出て来る言葉を分かりやすい日本語で聞かせたり、テレビのバラエティー番組などの映像にナレーションを加えてより面白くしたりなど、幅広い分野で活躍できる職業です。

 

近年ではまるでアイドルのように、自分の名前で音楽活動を行う声優も増えているため、若い人たちの間でなりたいと思う人の多い人気の職業となっています。

 

そんな声優という職業に就き、大きな役をもらうためにはしっかりとした演技力があることが当然だと言えるのですが、森田成一はそうでもなかったようなのです。

 

彼の声優デビューは2001年に発売されたゲームでのことだったのですが、それ以前には顔出しの俳優として活動していました。そのゲームで声優の仕事の面白さややりがいを知り、それ以降は声優業を中心に活動することとなった彼は、2003年に声優事務所の最大手と言われる青二プロダクションに移籍しました。

そして、彼にとっての代表作となっているBLEACHがスタートしたのが2004年のことです。つまり、彼は声優の勉強も満足にしていないような状況からたった二、三年で、日本中から注目されるほどのビッグタイトルのアニメで主役を演じたということになります。実は私もその放映開始前に、黒崎一護を演じるのが彼だという情報を知った時に、そんな無名の声優に大役を任せて大丈夫なのかと心配したことがありました。

 

さらに彼はその年の内にリングにかけろ1の主人公の高嶺竜児役を始めとしていくつもの作品に出演しました。そのように、あまり下積みを経験することなく重要な役を任せられた彼に対して、大手事務所のごり押しだという声が上がるのは仕方がないことだと言えます。

 

しかも、彼の演技がそのように批判する人たちを黙らせられるようなレベルなら良かったのですが、明らかに演じる役の大きさに見合うものではなかったことが、勘違い声優と言われてしまうきっかけの一つになったのでしょう。

 

ただ、いかに事務所のごり押しだと思われても彼自身の態度が謙虚であれば、そのような批判は大きくならなかったのかも知れません。

 

しかし、彼は自慢好きで態度の大きい人だとのことなので、そういったことことが感じられる色々な言動によって、へたくそなくせに態度だけはでかい勘違い声優という悪いイメージが広がってしまったのだと考えられます。


彼が勘違い声優と呼ばれているのには、それ以外にも先輩に対して君付けで名前を呼んで怒らせてしまった、若いうちに売れたために音響監督が演技指導をしにくくなってしまったと、自分のことをイケメンだと思い込んでいるといったように色々な理由があるとされています。

 

確かに若くして売れた人は、実力以上に自分を評価して知らず知らずのうちに態度が悪くなってしまうことがあります。森田成一もきっとそういったタイプの人で、勘違い声優と言われるのも仕方のないところなのでしょう。

 

ただ、現在では演技力はかなり向上して下手と言うほどではなくなっていますし、年齢ももう四十代の半ばとなっているので、成長して少しは変わっている可能性はあります。