音響マン

名古屋在住の音響マンのつぶやき

日ナレの進級審査&関連会社オーディション

日ナレでは基礎科からスタートし、本科、研修科と進級して行くシステムですが、それを実現するためには進級審査に合格する必要があります。


毎年1月から3月頃に日ナレ内部生限定オーディションが開催されており、そのオーディションが進級審査と関連会社にスカウトされる可能性のある関連オーディションも兼ねており、早い段階からその才能を見出されてチャンスを掴む受講生も少なくありません。


関連会社オーディションに参加している会社には、アーツビジョンアイムエンタープライズ、クレージーボックス、VIMSアライズプロジェクトがあります。


日ナレ内部生限定オーディションでは1次から3次までの審査を行い、最終審査まで来るといよいよ各社の社長さんやマネージャーさんなどの関係者の前でオーディションが行われます。


最終審査はその都度まちまちで何社か合同で行われるケースや、それぞれの会社に個別に呼ばれて行われるケースもあります。


もしも最終審査に合格すれば事務所預かりとなり、プロへの道が待っています。


日ナレでは当時の試験の結果、才能や実力だけではなく日頃からの態度や立ち振る舞い、レッスンに取り組む姿勢など人間性も重要視され、最終的な合否が決定します。
自身のスキルを磨き続け、演技力や将来の伸びしろをアピールし続けて事務所の担当者の方から一目置かれる存在になり、いつでも事務所に所属して本格的な活動をする意識を持っておくことが重要です。


前述のように関連オーディションは毎年1月から3月頃に開催されますが、前年の12月頃には事務所の関係者の方が訪問しオーディションの概要や事前に行う課題の説明が実施されます。


その後、地域によって開催時期は変わりますが概ね1月中旬頃に1次審査がスタートし、審査員の前で事前課題と当日課題に挑みます。


冬の気温の低い時期であることと開催する時間帯によっては体調が優れずに厳しいものがありますが、そのようなコンディションでもベストな状態を保てることもプロになるには大切な要素です。


審査の当日に自身の持っているポテンシャルを最大限に発揮するためにも日頃からしっかりとした体調管理を心がけるのはもちろんのこと、試験会場に入る前に飲食店などで身体を温めてから会場入りするなどの対策をして来た先輩方のアイデアもあります。


1次試験に合格するためには審査員から評価される他にも、過去の1年間のレッスンを通じて得られる可能性のある講師推薦や事務局推薦があります。


特に推薦は大きなアドバンテージとなるため、試験の時期だけではなく毎日の取り組みが重要です。


推薦を得られなかった場合は審査員からの評価1本の勝負となり、自身の全てをかけて挑むことになります。


1次審査に合格すると後日封書が郵送され、残念ながら不合格だった場合は特に通知などはありません。


過去のデータでは合格率はおおよそ3分の1程度で、ここで涙を飲む方も少なくありません、


1次審査に見事合格すれば2次審査にあたって写真を貼付したプロフィールとサンプルボイスを送付します。


昨今では活動の幅を広げてビジュアルも重視される傾向になり、できれば専門の写真スタジオなどで良い写真を撮影するのも印象に大きな影響を与えます。


また、サンプルボイスのための機材も帯域幅が広くノイズキャンセリングなどを装備したものを使用し、自身が持っている声をベストな状態で収録するのは必須です。


いずれも期日が迫ってから時間に追われて用意するのではなく、早めに動いて納得できる事前の準備をしておきたいところです。


2次審査に合格すると日ナレの事務局から電話連絡がありますが、3次審査にあたりアーツビジョンアイムエンタープライズ、クレージーボックス、VIMSアライズプロジェクトのいずれか、あるいは全ての事務所から指名されることがあります。


3次審査は社長や幹部などの前で審査が行われる以外の内容は各事務所によって異なり、それぞれの事務所が所属させるのに相応しい人材であることが本格的に審査されます。


3次審査に見事合格すれば多くのケースではまずは事務所預かりとなりますが、本契約を締結するケースもあります。


3次審査に不合格となれば事務局から電話が掛かってきますが、この際にどこが駄目だったのか、何が足りなかったのかなどを質問してアドバイスを仰ぎ次回以降に活かしたいところです。


ここまでは一般的な1次審査から3次審査を経て事務所預かりに至るまでのプロセスですが、一部には事務局推薦や講師推薦をもらっていくつかの審査をショートカットして事務所預かりに至るケースがあります。


また、審査の前にその才能を見出され既にお仕事をもらったことがある方はその実績が評価されて推薦がもらえたり事務所から声がかかるケースもあります。


チャンスを掴むためにはいくつものルートがあるため、常に緊張感を持ってレッスンに臨みながら積極的にチャレンジしたいところです。